1954-02-16 第19回国会 衆議院 本会議 第10号
(拍手)現行警察法の改正は、かかる重要なる、いわば国家国民の将来の運命に関する問題でありますから、きわめて慎重なる態度をもつて臨まなければならないことは当然でありまして、天下の学識経験者、人物を網羅して、権威ある警察法改正審議会のごときものをつくり、その熟議を経て立案さるべきものであつたと思うのでありまするが、政府は、現行警察法のもとにおいては国家警察よりも比重の重い自治警察側の意見さえもほとんど聞
(拍手)現行警察法の改正は、かかる重要なる、いわば国家国民の将来の運命に関する問題でありますから、きわめて慎重なる態度をもつて臨まなければならないことは当然でありまして、天下の学識経験者、人物を網羅して、権威ある警察法改正審議会のごときものをつくり、その熟議を経て立案さるべきものであつたと思うのでありまするが、政府は、現行警察法のもとにおいては国家警察よりも比重の重い自治警察側の意見さえもほとんど聞
○参考人(田中榮一君) 今回町村の警察維持に関する責任転移の時期の特例に関する法律案が議員提出の議案として国会に提案されたのでありますが、自治警察側の意見といたしましては、すでに町村におきまして、町村民の自由意思によつて、その維持するかしないかということがすでに態度として決定いたしております。
如何にも自警と国警が鎬を削つて両者感情的に対立しておる、これを見た国民としましては、非常に一般に治安の上に不安な気持を起すということで、かかる点におきましてもこういう問題が新聞紙上において取上げられていわゆる興味本位に書かれるということは、ひとしく国家のために憂慮すべきところでありますので、この点は十分一つ自治警察側としても注意しようじやないかということも我々申合せておるのでありまして、恐らく国警側
表面見まするところは五千人の増員であるかのごとく見えますが、先ほど鈴木委員も指摘されましたように、弱小自治警察の廃止によつて一万人、且つ又、自治警察側の定員が廃止されたということによりまして、少し大袈裟な話をするならば、今日日本の警察の定員は無制限に拡大される一つの必然的運命をこの法案は持つておるということを指摘しなければならないのであります。
何故ならば最初の新聞における発表が、国警側の意見として出ていて、従いましてあの警察制度改正案を見たところの自治警察の人たちは、非常に驚いて、そうしてこれはえらいことになつたというので、法務総裁のお耳にも到達していると思うのでありますが、自治警察側なんかは、今日、政府並びに自由党頼むに足らずとして、非常に地方において、多くの問題を起し、今日あのようにおとなしい警察官が、とにかくこの段階においては、何とか
で、併しながらこの地方の自治警察等が反対しておりまするのもただ單に杞憂ではなくて、やはり齋藤国警長官が談話というようなことで或る一部の新聞が報じ、それから又別に各項目についてかなり詳しいものが出たので、それについて地方の自治警察側に騒ぎが起つたのであつて、私どもといたしましては、これは極めて問題であると思つていたわけです。
法案にまで、まとめられました今回の警察法改正というものが新聞に出た以上は、全国の自治体警察官といたしましては殆んどもう決定的にこうなつたのじやないかということで、一層不安と動揺が深まつておることと考えまするので、昨日全国自治体公安委員会連合協議会長、全国自治体警察長連合会長の名前を以もまして、共同声明書を発表いたしまして、この点はお手許に印刷物として差上げたと考えておりまするが、これにつきまして、自治警察側
きよう聞きましたのは、自治警察側からの意見でありますが、国家警察の方の一意見もあると思います。地方自治体の議長会議といいますか、これは主として都道府県議会議長会の意見でありますが、この中に国家警察を廃止して、そうして完全なる自治警察にする。その自治警察の構想は、都市警察と地方警察という形で置く。従つて今の国家警察が地方警察として、これが府県の公安委員のもとに行われ国家公安委員のもとから離れる。
○門司委員 大体そう追求してお聞きしようとは考えておりませんが、もう一つお聞きしておきたいと思いますことは、この問題がこういう法安となつて現われて参りますまでに、自治警察側との打合せの経過を、そう詳しくはいりませんが、一応承つておきたい。